今日のテーマは、「おへそと壁の距離」です。身体が壁から離れていると後ろに体重が行ってしまい落ちます。そうならないようにするための意識として、おへそと壁が近づくように登っていくことが大事です。また、おへそは身体の中心にあるので、四点支持や三点支持、二点支持のどの状態のときも、おへを中心にそれぞれの点に対角になるような位置に身体を持っていくことが大切です。
セッション課題は、様々な傾斜の壁に作りあらゆる傾斜でのおへその位置に注目してもらいながら登ってもらいました。どの課題でも言えることは次のホールドを取ったときに身体が振られる場所に、先に動かしておくことです。
またルーフでは、常におへそが壁から離れないように背中を伸ばした姿勢で登ることが大切です。遠くのホールドを取るためには、腕の振り子を使う必要がありますがその時にもおへそ(お腹)に力を入れ背中を伸ばして身体が丸まらないように気をつけます。
最後はペアでプランク、体幹のトレーニングをしました。手や足を上げたり伸ばしたりすることで実際に登っているときと同じような力の使い方ができるようにしました。
次回のテーマは、「瞬発力のある一手」です。
りょう