今回のテーマは、「見ること」です。見るというと、オブザベーションを想像するかと思いますが、今回はクライミング最中の見ることです。登っているときにも、次の手や足を確認しながら登らなければいけないですが、雰囲気で足を置こうとしたり、苦しい体勢になってから見上げる人がいるので、そのような状況では的確な場所に設置や保持ができません。
最初のセッション課題はSD(シットダウン)スタートの身体を浮かそうとして胴体が丸くなってしまい下を向いてしまうような課題です。このようなときは、手を離す前に上を見て確認してあげる事が大切です。上部も大きなホールドが邪魔で踏み外しの可能性があるので注意しないといけないです。
次の課題は、目の前のホールドを持つと悪く足を上げて遠くのホールドを取りに行かなけれなばいけないです。ついつい視界に入ったホールドに手を出しがちですが、登りながらもしっかり考える事が必要です。
残りの傾斜の課題たちは、どうしても傾斜が強くなると体が丸くなり特に上にあるホールドを見ることをやめがちになります。なので、辛いときでも背筋を伸ばし見上げながら登ることが大切です。ルーフに作った緑P少し難しいバージョンの課題が僕的にお気に入りです。
最後はプランクを応用した腹筋のトレーニングをしました。力が入っている状態でも顔が動かせてホールドを見ることができるようにです。
次回のテーマは、「置いていない足の使い方」です。
りょう